アトピーを治す4つのアプローチ


アトピー性皮膚炎・喘息・花粉症を治す4つのアプローチ

アトピー性皮膚炎、喘息などを治すには、原因にさかのぼって体質改善を行う以外にありません。
そのためには、「食事を変える」 「体温を上げる」 「生活を見直す」 「有害物質を避ける」 という
4つのアプローチ」 が必要です。


では 「4つのアプローチ」 について簡単にご説明します。


 食事を変えて、アトピーを治す

アトピーを治す4つの方法、食事



アトピー性皮膚炎や喘息・花粉症の人がほとんどいなかった1960年から半世紀の間に、
日本人の食生活は大きく変わりました。
肉の摂取量は7倍、油脂は4倍、牛乳は20倍になっています。
一方で、穀類(お米)は半減し、野菜の摂取量も年々減り続けています。

これだけでアトピーが増加し続けている要因のほぼすべてが説明できてしまうほどです。

つまり、アトピーを治すためには、まず徹底的な食事改善が不可欠、ということです。

アトピーは、「腸内環境の悪化」、 「白血球バランス」「ホルモンバランス」 の乱れによって
免疫システムが 誤作動 を起こす状態、と言えるのですが、
その第1の原因は、食生活にあるのです。

ですから、アトピーを治すためにはたんに「除去食」 という発想で
「とりあえずアレルゲンになりそうな食材を取らない」 という 「対処療法」 ではなく、

腸内環境を崩し、体のバランスを崩している原因を正す食事に変え、
しかも、一旦悪化した体の状態を修復して、「免疫の誤作動が起らない」、「元の健康体に戻す」ために効果のある食品や栄養素を積極的に取っていくことが必要になります。

具体的には、「アトピーを治す食事」のページ以降でご紹介していきますので
参考にしていただき、アレルギー体質を改善してください。

食事のかたよりを正して、アトピーを治しましょう!


 体温を上げて、アトピーを治す

アトピーを治す4つの方法、体温



「自律神経」 がかたよると、血の流れが悪くなり、「低体温」 になります。

低体温は、酵素(こうそ)の活性を落とし、消化、解毒、エネルギー交換など
体のあらゆる働きを低下させます。

免疫力も低下します。

これが、免疫の「誤作動」、「過剰」 が起こる状態を長びかせて行きます。

では、どうすればいいでしょうか?

体温を上げることです。

体温があがると、
血流はよくなり、酵素(こうそ) は活性化して、体の機能全体が上がります。

もちろん、免疫力もアップします。

体温が1度上がると、
免疫力は300%アップする、といわれています。

(インフルエンザに感染したときに熱が出るのは、
 体温を上げることで免疫力を上げて、ウイルスを退治するためです。)

基礎体温が上がることによる、健全な免疫力アップが、アトピー体質を改善します。
シンプルですが、非常に重要です。

入浴、運動などで
「体温を上げる」 ことが
アトピー性皮膚炎や喘息を改善する上で、非常に重要です。


 生活を見直し、アトピーを治す

アトピーを治す4つの方法、生活



日々の生活や、感情も、
アトピー体質をつくる大きな原因の一つです。

自律神経とアトピー」 のページに書いた通り
過労、ストレス、運動不足が続くと 「交感神経」 過重となり、
便利で快適すぎる生活、メリハリのない生活は、「副交感神経」 過重となって、

どちらも 「免疫の過剰」 =アトピー、の原因となります。

  • ストレスがかかると免疫力を高めるホルモンが分泌され、免疫力を高めるのですが、
    ストレスが続くと、免疫過剰の状態が続き、アレルギーが起きやすくなります。
    さらにストレスが続くと、この状態を抑えるブレーカー役の副腎が疲れてしまい、
    ストッパーがいない状態で、
    アトピー性皮膚炎やぜんそくが継続して起こるようになります。

   ストレスをためすぎない工夫をすることは大切です。

  • また、アトピーの多くは 「副交感神経」 過剰型 です。
    (特に子供の場合は、ほとんどがそうです。)
    ストレスがなさすぎる生活もアトピーの原因になります。
    1960年代からアトピーの子供は急激に増えていくのですが
    この要因のひとつに、
    高度成長に伴う、産業構造やライフスタイルの変化があるように思われます。
    子供が農作業や家事を手伝うということも、外で遊ぶことも減っています。
    冷暖房完備のマンションに、食後は甘いデザート、遊びは家でゲーム、
    という過保護も、アトピーの要因になります。
    (もちろん、「大気汚染」 や 肉・牛乳など 「消化の悪い食事」 も要因ですが。)

また、喜怒哀楽という感情がありますが、
喜 と 楽 の感情は、免疫力をアップさせるホルモンが分泌され、
怒 と 哀 の感情は、免疫力を著しく下げます。

人間の感情を司る「情動脳」(古皮質) は、「知性脳」(新皮質)に比べて、極めて燃費が悪く、
怒ったり、恐れたりという感情は、
エネルギーを大量に消耗し、活性酸素を大量に生みだします。

明るい気持ちや、感謝の気持ちなど、前向きな気分を維持するようにすること。
気分転換をする自分なりの方法を持つこと。

こうしたことも実は、アトピーを治すうえで重要なのです。

いろいろな工夫で、「生活を見直し」、
アトピーを治しましょう!


 有害物質を避け、アトピーを治す

アトピーを治す4つの方法、有害物質



水道水の塩素、大気汚染、薬、農薬、食品添加物、プラスティック製品、環境ホルモン ・・・。

私たちのまわりには、有害物質であふれていて、しかも増え続けています。

こうした現代科学が生んだ物質が
「腸壁バリアを傷つけ」、普通の食べ物をアレルゲンに変えてしまったり、
副腎など大切な臓器を疲弊させてホルモンバランスをくずしたり、
白血球のB細胞を刺激して過剰な「抗体」 をつくらせたり、
といった様々な弊害を持ち込み、アトピー性皮膚炎や喘息を引き起こしています。

(一方で、清潔ブーム、抗菌ブームで、過剰に気にしすぎ、
 子供にとっては、逆に 「健全な免疫力」 が育たない、という問題も起きます。)

アトピーを引き起こすと考えられている有害物質は何かをきちんと知って避けることと、
有害物質を排泄・解毒できる頑強な体内力を「食事の見直し」「基礎体温アップ」によってつくること
この両方が必要になります。

有害物質を避け、
アトピーを治しましょう!

*次のページは、アトピーを治す食事について、です。
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